「解体で初めて分かること」
Nプロジェクトの解体現場が進んでいます。
解体がまだ行われていない別棟にちょこっと入らせてもらいました。
いままでは、入居者が居たので、入れませんでした。
想像はしていましたが、そこにはナイスな景色が広がっていました。
とりわけ、2階から見た外の景色は、木の海みたいですっ!
そう、すぐ隣が果樹園なのです。
これを眺められる空間が出来るのを想像すると、楽しみになりました。
ココに入居される高齢者の方たちは、この景色をぼーっと眺めることも出来ます。
いいなー。
ところで、建築家が解体現場に立ち会う必要があるか。
荒木は、立ち会えるときは一度は立ち会います。
まず、新しい建物が最終的に出来上がった場面を、その場でイメージします。
そして、例えば既存のフェンスを残すか残さないか、そもそもそれが使えるか使えないかなどを判断して、解体屋さんに伝えます。
使えないなら、解体屋さんに一緒に壊して持っていってもらったほうが、後で本体工事中にやってもらうよりはるかに安い。
ちなみに、このように立ち会うことで、我々が、解体仲介料などをもらっているわけではありません。(あくまで我々は、の話です。)
ただただ、中立の立場で、クライアントの利益になるように動くのが我々建築家の仕事です。
プロとしての、ちょっとしたきめ細やかな対応、って思ってます。