コロナとマスクと私

荒木です。

 

政府がこのタイミングで、マスク配布を数十億かけて行うことについて、政府はほぼ四面楚歌状態です。

 

なぜ、決して馬鹿ではない、官僚や政治家が、この判断をしなければならなかったか、そこを考える必要がある。

 

「馬鹿だ」とか「あきれた」という種類の一時の感情をぶつけるコメンテーターや自称著名人は即刻退場頂きたい。

 

それが一番おろかなことだ。

 

何も生み出さん。

 

そんなことはダレでも分かっている。

 

さて、この政策の原因はいくつもあるだろう。

 

まず、行政府の権限が強すぎること。

 

そのために官僚が極度の座席争いをせざるを得ないこと。

 

国民の民度(知的水準)が低いがゆえに、政治ウォッチが正しくできていないこと。

 

国民の民度(成熟度)をあげるための、経済的、時間的余裕がないこと。

 

市民が、平時は政治を他人任せにして、そもそも問題を自分事として考えることをしていないこと。

 

私を含めて、平時に、正しさよりも楽しさをもとめて、「反知性」を加速させていること。

 

そう、結局つきつめると、「私」の問題なのだ。

 

「私」に圧倒的に「知性」が足りないのだ。

 

日本人は何を失ってきたのか。どうして、こんなに中身がないことしか出来ず、「すっからかん」なのか。そのうえで、未来志向として、日本人は、私は、何を志し、何を満たしていくのか。何を満たして死んでいくのか。

 

幸い今、自粛がもとめられ、家にいることが多いではないか。

 

私は、あらためて「古典」に帰ろうと思う。

 

森、夏目、川端、三島。

 

明治から昭和について。

 

文明開化から戦後まで。

 

今こそ、「反知性」からの脱却を!!!