「クライアントとの関係」 

M邸

 

この写真は、手塚建築研究所時代に担当させて頂いた山梨県の住宅です。

ここでは、竣工後も毎年夏に、手塚+お施主さんの企画で、壮大な宴会をやらせてもらっています。
OBとしていまだ私も参加してます。この写真はそのときの様子です。

実は、そのお施主さんから久しぶりに電話を頂き、
「東京に出る予定がある。久しぶりに会いたいからご飯を一緒に食べよう。」と!
このお誘い、本当にうれしかった。。。

当然、この人間関係は、手塚事務所の手塚さん夫妻が前提だし、今のスタッフの頑張りも前提です。
でも、自分の大事な部分でもある。

私は、「建築を作ること」は「人間関係を作ること」だ、と確信しています。

正直、建築家のある側面として、物としての建築の完成度にこだわりをもち、そうして作られた空間には心躍らせる力があります。

しかし、建築の本当の力、または凄さみたいなものは、こういった深遠かつ永続的な人間関係の構築であると、このお施主さんから無言で教わったと思っています。

そしてありがたいことに。
今もなお、教わり続けています。