荒木です。
松岡さんご夫婦は、私の手塚事務所時代のお客さんで、10年の付き合いになります。
両親と同じ世代です。
今やこのようなジャズライブを自邸でやっちゃうような面白いかたたちです。
もう10回以上続けられている。
その素晴らしさはどこにあるのか。
松岡さんたちに、このライブで儲けようなんて気持ちはさらさらない。そこにあるのは、計り知れない「包摂力」です。
損得勘定の完全に外にある包摂。ある一定の仲間を包み込む気持ち。社会的な包摂です。
具体的には、ギブ、ギブ、ギブ、ちょっとテイクくらいの割合で、もてなしていただける。
演奏者はチケット代を受けとるだけでななく、食事や宿を無料提供してくれます。
私などにも、食事と宿を無料提供してくれます。
この損得勘定を超えた包摂。
こういう活動が、コミュニティが崩壊した現実社会で、仲間に支えられ、分厚い人間関係をつくるのだと思う。
そしてそれが一番幸せなのだということに、そこにいた皆が気付くことが大事。
みんなに、こんな小さなユニットでの成功例を見せてやりたいよ!感じてほしい。世の中こうやれば、かなり楽しいな、と。
僕なんて、さらに追加でギブされてかえってきましたから。松岡さん自家製野菜を段ボール一杯に。
あ、ちなみに、包摂される側にも最低限のマナーは必要ね!