体感する広さについて

川崎の建築家、荒木です。

体感する広さは数字だけでは表せない。

「何帖」、「何平米」とかだけでは表せません。

例えば、かの有名な鴨長明の最後の家は、今で言うと数字的には約四畳半の大きさだが、復元をみると、軒や、いろんなしかけで、驚くほど広がりがあります。

建築家はやはりそのあたりを経験的に、そして趣味的に(笑)、よく知っているのだと思います。

そしてその宝のような知識と経験を伝え、お客さんと共有するために、労は惜しまない類いの人間だと思います。

そして例えば、大きな模型などを随時作るのは、やはりその一つの態度のあらわれなのだと思うのです。

社会デザイン一考

川崎の建築家、荒木です。

社会デザインについて。

社会学者のM氏の話に共感する部分がある。

今後、人はもう、「正しいこと」にコミットできない。

快楽を伴うものにしかコミットできない。

とりわけ先進国は、早すぎるグローバル化で急激に富を失い、分厚い中間層が崩壊してうっくつが溜まっているからである。

じゃあどうする?

まず、国レベルで言えば、発展や成長ということはもうないと、チャンと腹をすえることだ。

そして、確からしいことに関して、小さくても良いから集まり、議論し、動いて、成功例をつくっていく。

その積み重ねだと思う。

嘔吐


川崎の建築家、荒木です。
ここ何日か本が読めてない。

日々何かに急かされて、自分が大事だと思うことが疎かになってる。

今年はどんなに忙しくても、週一冊、古典的な本を読むと決めている。

今週はこれ。

サルトルの『嘔吐』。

哲学と文学が、両A面!って感じかな。チャラく言うと。

地域の繋がり


川崎の建築家、荒木です。
今日はあたたかな1日でした。

保育園友達と、こどもの国へ。

もう春満開の木もありました!

夜はパパ友とダーツバーへ。

地域での繋がり。子供を介した繋がり。

自然な繋がりだし、楽しい。

まるち知念さん設計の外壁


川崎の建築家、荒木です。
今日、手塚事務所の時の後輩が設計した家へ。

まるちの知念さん設計。

知念さん、お疲れ様。

写真下手でごめん。

さて、外壁は木。

防火の厳しい都内でも、認定の組み合わせを使えば、こんな素敵な感じに出来ています。

経年変化でだんだん渋くなるのも楽しみ。

今後の発信など

川崎の建築家、荒木です。

今日、不動産関連のかたと打合せ。

そのかたと色々話していて一つ決めた。

他業種だけど、建築が興味がある人、知りたい人に向けて、自分が持っている知識や考えを、もっと具体的に発信しようと。

「宝を隠し持たないで、出して」

と言われたのがきっかけ。

自分が大事に思っている部分とは違う部分を、求められている感がした。

どうやるかはまだ分からないけど、まずは決意表明。

設計者はそもそも、同業者とばっかり集まっていないほうが良い。

「自分はこうだから」という変な枠組みを外そうと思う。

「自分らしさ」なんて自分では分からない、他者から教えてもらうこと。

他業種の人とじっくり話さないと、こういう考えには行き着かない。

おもしろいLEDペンダント照明

川崎の建築家、荒木です。

今日、秋葉原にあるコイズミ照明の東京本社ビルへ。

新しいペンダント照明の確認。

これは、裸電球のような形なのだか、光源が実はソケット内にあり、下の部分はクリスタル。さらにその半分が塗装されていて、光を下に集めるしくみ。

ダイニングなどに最適かな。

工芸品のような、とてもきれいな光だった。

裸電球独特の眩しさがなく、照度は60ワット相当で、例えばダイニングなら3灯あれば丁度良いみたい。

建物において「すわりが良い」ことについて

川崎の建築家、荒木です。

Niji Architectsさんが建築における「すわりが良い」ことについて考察されている。

ととのえるコラム / Niji Architects / No.2よく『すわりが良い』という言葉を使います。ごく自然にそこにあると言うか、そこにあるべき本当の姿と言うか。カジュアルに言えば『いい感じ』なことを指します。市街地の計…

ととのえるさんの投稿 2017年2月21日

そこには御本人たちの「品格」が垣間見れる気がしました。

それに関連して。

私は、建築を設計する最初の段階では、まずボリューム感を意識します。

そこにどれくらいの規模の建物が建ち、周りとの関係はどうなるか。
そのために最初、必ず周辺の建物の模型を作ります。

その土地の魅力を最大限引き出すために、周辺の環境を注意深く読み取ります。

自分の建物だけ良ければ良い、ということではなく、長年かけてその建物がその町に馴染んでいくことを意識します。

スケール感、開口位置、雰囲気。
それが所謂、「すわりが良い」建物になるための、一つの要素だと思います。

それは、自分の建物と外との関係を「ととのえる」ことから始まります。

唐揚げ


川崎の建築家、荒木です。
今日の夕食は、唐揚げ。

にんにく、しょうが、醤油、みりん、酒、塩で味付け。

衣は、片栗粉と小麦粉は、9対1。

揚げは、140度3分、3分置いて、180度で40秒。

周りかりっと、 中身じゅわ~の唐揚げ完成。

娘は、「買うよりおいしい~。パパの唐揚げ世界一!」だって。

前職で、マイオさんに習っておいて良かった。

建築以外にも色々学んだ、手塚建築研究所。

方丈記2

川崎の建築家、荒木です。

鴨長明の『方丈記』関連を3冊乱完読。

方丈記は、最後にどんでん返しがあるストーリー展開なのだが、やはりそこが本質なのですね。

それまで鴨長明は、自分の今の生活、住居(方丈の庵)を自画自賛していたのだが、最後に全てをひっくり返す。それに執着していること自体、そして自画自賛している時間が無駄だと。

自分がそれまで軸として信じてきた価値も、あっという間に、消滅し変化するということ。つまり「無常」であるということ。あらゆるものが一瞬のうちに、空理空論に転じうること。

そんなことを感じ、考えることが出来る素晴らしい古典だった。

次は出来ることなら、この本を、多摩川で大きな声で音読したい。

子供の習い事について

川崎の建築家、荒木です。

最近、「子供の習い事」と親との関係で感じること。

昔は、親が子供の習い事に熱心なことについて、かなり疑問をもっていました。

しかし自分がその立場になってみて、少し考え方が変わりました。

結局、人間は生きてく上で、どうしても「希望」ってやつが必要です。

その「希望」の数が、子供は大人に比べて、一桁も二桁も多い感じがするんです。

何もできなかった子供が、一個一個出来るようになっていく。

そこには「希望」の二文字が常に溢れかえっています。

親が子供の習い事に熱心になるのは、そういう意味では、必然なのかもしれません。

自分の人生に「希望」が多い方が良いに決まっているからです。

地域の繋がり

こんにちは。川崎の建築家、荒木です。

今日は、子どもの保育園の「大きくなったお祝い会」。

劇とか、歌とか、一生懸命な子供たち。

その後は、内輪で、お友達の家での飲み会。

さしずめ、「大きく育てたお祝い会」という、親同士の慰労会かな。

子供を介した地域内での繋がり。

無縁社会と言われている昨今、貴重な繋がりです。

生活者としての視点

川崎の建築家、荒木です。

住宅の設計には「生活者としての視点」が不可欠です。

自分にも、生活感がちゃんとあること。

個人的には「生活感」だけでなく「幸福感」も大事。

例えば、師匠の手塚さんが言っていた言葉で今も座右の銘にしていること。

「自分が幸せな生活をしていなければ、幸せな家の設計はできるはずがない。」

だから、まず自分の生活環境をととのえて、気持ちよく暮らし、仕事をすることが大事なんです。

僕はそういう設計者になりたい。

井戸はこの時期枯れやすい(おでんせ中の島)


川崎の建築家、荒木です。
昨年竣工した、おでんせ中の島から、井戸が枯れたとの連絡が。

工務店さんを通して、井戸屋さんに確認。

一般的に井戸は、一年のうち2月、3月は一番枯れやすいとのこと。

その際は何度も呼び水(吐水口から1リットルほど入れる)をして、ハンドルを上げ下げするとのこと。

地下の水道は簡単には無くならないから大丈夫だよー、とのこと。

事務所から近いので自分で行ってやってみたら、その通り、根気よく3回ほど連続で呼び水したあたりで、やっと水が出た。

最近雨が異常に少ないので、それも枯れた一つの原因とのこと。

なるほど。井戸は自然の水なので、当然こういうことがあるのね。

方丈記


川崎の建築家、荒木です。

鴨長明の『方丈記』を乱れ読み。

いろんな現代語訳の本があります。

800年前を思いながら、現代を思いながら。

住まいにおける「無常」とは。

そんなこと全然分からんし。そもそも仏教も不勉強。

ただ、なんかここに一つの大きな真理がある気がして。

バレンタイン

川崎の建築家、荒木です。

今日はバレンタイン。

昨夜、長女6歳から、うれしいやつもらった。

ただまだ自分では全部できないはずだから、半分は奥さんの気遣いから出来ている。

我が家の女性陣のチームワークに感謝。

月造

川崎の建築家、荒木です。
先日、リノベーションを得意とする工務店、有限会社月造の本社で打ち合わせ。

場所は、横浜の寺家町。

田舎町が保存されている地域。青葉台の駅から近いのに、素晴らしい景観が残されている。新しい建物も基本は建てられない地域。当然、月造の会社も既存建物のリノベーションで出来ている。

そこには、工務店本社以外に、美味しいランチも頂けるカフェと、しっかりした画廊が併設されている。

地域に根差しながら、的確なセンスで全てかまとまっていて、心地が良い空間。

単なる工務店ではない。明らかに「まちづくり」ってやつを実践されている。

社長の月森さんを中心に、物事に丁寧に取り組まれている。

「常に一対一ということを心掛けている」

月森さんはよく言われるが、その雰囲気が色んな所で、感じられる場所で、何度でも行きたい場所だ。

そんな工務店社屋なんて、そうあるものではない。

ストーブで焼き芋


川崎の建築家、荒木です。
今日のおやつ。

石油ストーブの上で焼き芋。

クッキングマット(ガス用)を敷いて、なんとなく弱い熱にして、じっくり30分。

甘くてホクホクで、子供も大好き!

夜のパーティー

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川崎の建築家、荒木です。

二人目4歳が発熱で、一応他の子を隔離して寝る。

上の子6歳はちょっとつまらなそう。

そういうときは迷わず、6歳と内緒の夜パーティー!

こういうとき、上の子はだいたい我慢を強いられるけど、親のどちらかが、逆に上の子を一番楽しませるようにする、という方針。「内緒」、というのが大事。

妻と相談し、今回は僕が「内緒」をやる係。前回は逆だった。

自分もここぞとばかりに、その子に愛情を集中できてうれしい。いつもは分散されちゃうから。

今回はストーブで、ホットミルクパーティー!

心も体もじんわり温まる冬の夜。

医者のこと

川崎の建築家、荒木です。

私が10年通っている歯医者さんがあります。

川崎市多摩区の船井歯科医院。

船井先生は、歯を直す技術はもちろんのこと、一人の人間として温かく関わってくれる先生。

別の病気のことも気にかけてくれる。

「どんな病気でも、医者には、直るまで、ちゃんと足しげく通ったほうが良いよ。医者の診断に責任をとらせるためにね。」と言ってくれます。

何かニュアンス違ったらすいません、先生。

とにかく言いたいのは、こういうアドバイスをくれる歯医者さんに出会えてよかった、ということ。