「建具屋さん見学@山形」 

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昨日、山形に建具屋さんの見学に行って来ましたー。

現在計画中の「Nプロジェクト」の木製建具の検討のためです。

共同設計の方たちに便乗して、一泊の山形研修旅行って感じでしたー。

この建具屋さんの凄いところは、高気密高断熱の新しい木製建具を開発したところ。

その実物を確認しに行って来ました。

普通の引戸の建具は左右に引いて開閉するかたちですので、建具同士の気密はどうしても悪くなりがちです。

気密だけでなく、隙間から小さい虫がはいってくることもあります。

なんと、この新しい建具は、閉じるときに前後にも動いて、引き寄せて閉まるのです!!!

なので建具同士がぴったりくっついて気密がとっても高いのです。

まるで新幹線の扉のように、最後前後に動いてぴたっとなるのです。

しかも、大きい建具でも動かす感覚が軽い!

建具は外部と内部とを繋ぐアイテムですので、設計者にとって、その部分の繊細なコントロールは、もっとも基本的な仕事です。

私自信は、地域や用途、予算によって、すべてがすべて高気密にする必要はないと考えています。

ただ適材適所でこういう高性能な建具を使って行きたいなと思っています。大事な選択肢の一つになります。

日々、勉強、勉強、勉強!

 

「Mハウスの検討」 

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Mハウスの打ち合わせを重ねています。

先週末も打ち合わせして来ました。

基本プランがだいたい固まってきました。

4世帯(付属機能も加えると5世帯!)が、一つの大きな敷地にムチムチっと集まります。

来年の竣工に向けて、急ピッチで打ち合わせを重ねていますっ。

 

「社会人としての楽しさの原点」 

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先日、前職手塚事務所に結婚式の余興の練習に行きました。

先輩(OB)が結婚するのです。

昔から手塚事務所では、所員の誰かが結婚すると、オリジナルソングをプレゼントしています。

替え歌じゃありません。曲も歌詞も衣装も、ぜんぶオリジナル!です。

二ヶ月以上かけて一から作るんです。

もうかれこれ、ミニアルバム出せるくらい作っています。笑

そりゃ、みんな仕事があるので、役割を決めて、仕事が終えて出来る人から製作にいそしみました。

なお当日の余興は、所員全員強制参加でした。

もう、卒業している僕が、まだ参加する理由はただ一つ。

楽しいからです!!!こういうくだらないことを真剣にやるのが愉快!だからです。

手塚事務所は仕事も遊びもいつも真剣でした。

みんなで真剣に遊ぶことで、各々仕事の重圧をうまくコントロールできていたのだと思います。

みんなで仕事のように遊ぶことで、所員の仲が円滑になって、仕事でも自然に助け合えるようになっていたのです。

こういう風習がなかったら、ぼくもアトリエ事務所という独特の雰囲気の中で、10年近くも勤められなかったと確信しています。

こういうくだらないことこそ、みんなで真剣にやる!その楽しさ!

だれがなんと言おうと、これこそ、私の社会人としての楽しさの原点です。

自分の事務所でも、忘れずに行きたいと思っています。

 

「オープニングパーティ」 

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昨日は大学の恩師からご招待を頂き、ある展示のオープニングパーティに参加させて頂きました。

オカムラデザインスペースR 第12回企画展

毎年、建築家とアーティストでコラボレーションをした展示が行われています。

恩師の川向先生が企画実行委員長をされています。

今年は、建築家古谷誠章さんと慈照寺花方の佐野玉緒さんとのコラボレーションでした。

こういうコラボレーションは他では見られないと思います。毎年刺激的な空間です。

また今年は、手塚事務所時代に一番お世話になった先輩にお会いすることも出来て、みっちり話もさせて頂きました。

その先輩がたくさんの知り合いのかたを紹介してくれました。

正直、こういうパーティに参加するのは、いつもちょっと気恥ずかしいです。

でもいつもなんらかのかたちで、自分の世界を押し広げることが出来ます。

というか誰かが押し広げるのを手助けしてくれます。。。

ありがとうございます。。。

ところで、展示は7月25日まで開催です。みなさま是非!

暑い夏に、さわやかなひと時を味わうことが出来ますっ。

 

「Mハウス進化中」 

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Mハウスを再び考えています。
与えられた条件を整理して、沢山検討しています。現在進化中。
基本設計の再検討です。
これはその模型たちの一部が縦に積まれたもの。
全体に意味はありません。高層建築ではありません。笑

ちなみに、このように無造作に積まれた模型に、はっとすることがあります。
なんか意味をもたない物の集まりへのあこがれ?
なので記録用にパチリ。

ところでMハウスは大きい4(!)世帯住居。
どうやって集まって住むか。。。
10年後20年後はどうなっているか。。。
関係者が多い分、どうしても設計には時間がかかります。
でも、それをどうやったら楽しくできるか、いろいろ思案中です。

 

「10年前の社会学の本」 

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ちょっと気になって、10年以上前の本を読みました。今更ながらとても感銘を受けました。
東浩紀氏の「動物化するポストモダン」。

社会学の本であり、建築に直接関係するものではないです。単なる私の趣味です。
内容はといえば、「オタク系文化から当時の日本社会の状況を論じているもの」、です。

10年以上前だから、私は大学生のころ。
大学院時代に「ポストモダン時代の建築」に関係する研究をしていましたが、この本は恥ずかしながら、目を通すことがありませんでした。

自分が単に、オタク文化をリアルに感じなかっただけかもしれません。
オタクってだけで、そのイメージがまだまだ歪曲化されていた時だったとも思います。

それが今読むと本当に興味深い!
当時の自分の鈍感さを反省するほどでした。

全編に渡り、「動物的」「データベース的」などのキーワードが、的確に繰り出され、深いことが分かりやすく書かれています。
しかし単純に、私が今さならながら腑に落ちて、ずっと頭に残っている内容はこれです。

 

『今の時代は、いろんな物事に対して「大きな共感」が存在しない世界であって、オタク的な「小さい共感」への感心しかない。』

 

これはモダン社会からポストモダン社会の移行の基本的な構図と思います。
しかし、オタクから始まるインターネット、そしてSNSなどに至る現在のコミュニケーションの様々な様相をみると、10年経っていよいよリアルに感じたのです。

そう。
私たちは、大きな共感がない世界の中で、小さい共感を求めて、その感覚を研ぎ澄ます。。。
そして、その小さい共感の集まりを丁寧につないだり、バランス良く距離をとったりしていく。。。

私たちは、今、そんな世界を生きているのでしょうか。
なーんて、抽象的な話ですが、まあ、いろいろ考えるのが好きです。

 

「クライアントとの関係」 

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この写真は、手塚建築研究所時代に担当させて頂いた山梨県の住宅です。

ここでは、竣工後も毎年夏に、手塚+お施主さんの企画で、壮大な宴会をやらせてもらっています。
OBとしていまだ私も参加してます。この写真はそのときの様子です。

実は、そのお施主さんから久しぶりに電話を頂き、
「東京に出る予定がある。久しぶりに会いたいからご飯を一緒に食べよう。」と!
このお誘い、本当にうれしかった。。。

当然、この人間関係は、手塚事務所の手塚さん夫妻が前提だし、今のスタッフの頑張りも前提です。
でも、自分の大事な部分でもある。

私は、「建築を作ること」は「人間関係を作ること」だ、と確信しています。

正直、建築家のある側面として、物としての建築の完成度にこだわりをもち、そうして作られた空間には心躍らせる力があります。

しかし、建築の本当の力、または凄さみたいなものは、こういった深遠かつ永続的な人間関係の構築であると、このお施主さんから無言で教わったと思っています。

そしてありがたいことに。
今もなお、教わり続けています。

 

「設計プロセス 2」 

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「とある福祉施設」の設計プロセスです。

今プランの再調整をしています。「基本設計」の再調整です。
この写真のように、一見同じような模型を、気合で沢山作って、(勿論時間と相談しながら)、その違いを丁寧に考えます。

高さ寸法はこのほうがいいなとか、隣家との関係はこのほうがいいなとか、光の入り方はこのほうがいいなとか。。。

模型は、単にお客さんに見せたり、完成型の確認をするだけのものでなく、作りながら考える手段です。
「模型を作るプロセス」は、「実際の建物を作るプロセス」と同じです。
基礎を作って、壁を建てて、屋根をかけて。。。
そうやって、可能な限りリアルに考えて行きます。

早くきれいにつくって、ちょっと考えて、直ぐ次を作る。
少しの違いでも、おりゃーって感じで、もう一個作ります。

そうやっていくと、自分の目や手に、今回の建物の規模、そして具体的な寸法がなじんで来ます。
その結果、ちょっとの違いも見過ごさない良い建物が出来る!と考えているのでございます。

 

「蓼科へ」 

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完全プライベートな話ですが。。。

先週末、蓼科のほうに家族旅行に行きました。両親や姪っ子も一緒に行きました。
昔、父親(建築関係)が関わったリゾートホテルが3月まで安く泊まれるっていうことで、
ラッキーって感じで行ってきました。
家族水入らずでとても楽しく過ごせました。

ところで、旅行に行ったときは、ついでに近くの素敵な建築を見るのが建築屋の習性です(笑)。
また、家族を説得して、なんとかそれに同行してもらうのも建築屋の仕事です(笑)。

大雨の中、いくつか見てきました。
この写真はその中の一つですが、「神長官守矢史料館」です。20年以上前の建物です。

藤森さんという著名な人が考えた建築です。
これ、実はコンクリートの構造なのですが、
その表面に懐かしい素材がたくさん貼り付けられています。
柱が屋根を突き抜けちゃってます。この柱は飾りです。

いつの間にか、近代建築の合理性?みたいなものが染み付いてしまっている自分には、こういうのが本当に楽しい。

20年の時を経て、本で見るよりずっと良い建築でした。
実際行ってみないと分からない。
こういう出会いがあるから、建築は楽しいです。
この感覚は学生の頃から変わりません。

 

「大学時代の本」 

本

 

どうもこんにちは!

今日は、実家に車で寄る用事があったので、実家に保管してもらっている自分の本を一時間ほど、漁ってきました。

今設計している建物に関連して、どうしても読んでおきたい本が実家にあるはず!だったからです。

1960年代の本で、ある建築家の設計思想みたいな本です。
学生のときに読んだ本で、今買おうとおもったら、絶版になっていたのであきらめてました。
が、ちょっと埃にまみれながら無事見つかりました!
これから仕事の合間にちょこちょこ読もうと思っています。

そして、その他の建築本も調子に乗って持って帰ってきてしまいました。
ほとんどが大学時代に買ったり、コピーしたものですが、どれもこれも今見ても興味深い。

大学時代の自分の考えは、大風呂敷になりがちで、うまく着地しきれていない感じがありました。
ただ今思えばそれは、当時沢山の思考の種を自分に蒔いていたのだ、と思えた本たちでした。
まあ、ほとんどが先生や先輩、仲間が導いてくれたものですが。。。

これから仕事場の書籍に加えて、時々覘いてみようと思います。
日々のことに追われて、「思考停止」にならないように。。。

 

「設計プロセス」 

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「とある福祉施設」の設計プロセスです。

今プランの微調整をしている段階で、「基本設計」の最終段階に入ってきています。
この写真のように、一見同じような図面を、沢山トレーシングペーパーでなぞって、その違いを丁寧に考えます。
普段おもてに出ない地道な作業ですが、ここの踏ん張りが今後のスムーズな流れにつながります。

大枠のコンセプトは、共同設計のかた、施主、ある団体の方と何度も意見を出し合い、共有してきています。
ただ、まだあまり世にない機能の建物なので、関係者のみならず役所の方も含めて試行錯誤している感じがあります。
それが面白いですね。

今後徐々に「実施設計」へと移行するべく、検討して行きますっっ。

 

「環境デザインのこと」 

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先日っていうか、だいぶ前ですが、ある表彰式とシンポジウムに行きました。

「住まいの環境デザインアワード2014」というもので、近年出来た建築のなかで、環境的に優れたものを選ぶっていうものです。東京ガスさんが主催しています。

実はこの賞で、私の大学の先輩がグランプリ(総合一位)になり、手塚事務所時代の先輩後輩カップルが、カテゴリー内で一位になりました!ほんとに公私とも近い人たちが、こういう賞をもらっていて、とても刺激になりました。まあ、うらやましいってのが本音です(笑)。いいなあー。僕も頑張らなきゃ。賞が目的ではないけど、励みになりますよね。

ところで、「住まいの環境デザイン」ってなんでしょうね?

壮大なテーマですよね。
まず今や、「エコ住宅」とか「グリーンビルディング」とか沢山の言葉があるし、それを一個人が体言できる様々な方法も出てきていますよね。そしてそれは「物理的な環境」のことを指しながら、「暮らし」のことをも指している。また一方で、「多様化する成熟社会の一つの価値観だ」、なーんて言う人もいます。

だんだん難しくなってくるので辞めますが、まだまだ掘り下げていくことが沢山あるし、考え続ける大事なテーマだと思います。今回のシンポジウムはそういうことを再び喚起する意味で、とても充実したものでした。

じゃあ、私個人としては、なにを意識していくのか。

思想的には、「人とか土地とか、そこでの歴史とか、その他いろんなことをうまく調整して、丁寧に作っていきたい。」って思っています。自分から環境にアジャストしていく感じですね。自分の思い込みを開放して、あきらめずにしぶとく寄り添っていく、ってことですね。たぶん。

物理的には、「いろんな建築に関わるエコロジカル製品を何がよくて何が悪いか、経験を踏まえて、お客さんに分かりやすく説明していきたい」と思っています。これはいまや必要最低限の仕事です。最近はお客さんのほうがエコに自覚的ですから、中途半端にはいきません(笑)。打ち合わせをしていてそう実感します。

 

「片づけの解剖図鑑」 

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今お勧めの本があります。

私の知り合いの先輩建築家、鈴木信弘さんの「片づけの解剖図鑑」です。
最近のある売り上げチャートでは三番にもなっている本で、あの有名人ホリエモンさんの本と同等に売れているようです。
書店でも目立つところに平積みにされています。

この本は単なる収納ノウハウ本ではなく、建築家の目線から、片付けのための色んな仕掛けが解説されています。
かわいいイラストが多くて読みやすい。私も一目見て、「こりゃー売れるわー」って思っちゃいました。
そのくらい一般の人にも分かりやすい。

鈴木さんはご自身のブログでこうおっしゃっていました。

「(この本は)ジャンル的には哀しいかな、生活本に仕分けられているようです。
建築専門書の棚をチェックすると、そこの棚に並んでいることは、ほとんどありません。
本のタイトルから仕方ないけど、心情的には複雑~。。」と。

でも私は、建築的内容が「生活本」に入ることが、逆にすごい!うらやましい!って思います。

普通の人は建築専門書のところになんか行きません。
どちらかといえばまず生活本のところに行きますよね。

誤解を恐れずに言うと、
これからの建築家は、もっと普通の人の感覚に近いところで動くべきだし、
その特殊な技能をもっともっと分かりやすく開放していくことが理想だと信じています。
この本は、色々背景があるにせよ、結果としてその一つの良いかたちだと感じました。

自分の生活を良くしたい、良くなるように普通に考えたいって人に
そっと手を差し伸べるような、そんな優しい本です。

 

「設計のための見学」 

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昨日クライアントの方と、設計の参考になる施設を見学に行きました。

共同設計の方は諸事情により合流できなかったので、設計は私のみ。

建築を作る前には、完成のイメージを共有したりするために、実際の空間を一緒に体験するのが一番です。今回もお互い沢山の気づきがあり、ここはこうした方がいいとか、これは真似したいとか色々ありました。

でも実は一番大事なのは、一緒にまわるという行為そのもので、施主と設計との信頼関係をつくることにあるのかも。今後も機会があればこういった時間をなにより大切にしていきたいです。実際、みんなの夢が膨らんでとても楽しい時!!!

そういえば、手塚建築研究所で勤めていたとき、あるクライアントと、新潟まで見学旅行に行ったこともありましたなー。
カフェをつくるために参考になる物件を調査しに行くため。でもカフェを見るのはほんのわずかで、あとは一緒にご飯を食べたり、関係のないお店を沢山見たり。。。あれで間違いなく仲良くなりましたね(笑)。ああいう時間が必要なんだと今でも思います。

ところで、あんま関係ないですけど、写真は見学先で個人的になんか気になった靴箱。既製品かな?
なんか、こう、がっちりしていて、親密感があって、100年後もどこかで使われてそうなのがいいのかも。。。

 

「かざぐるまの家」 

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うっっ、寒い。。。

今日は20年に一度の大雪ってことで、
いつもの日課の多摩川朝RUNができなので
昔から気になっていた、ちょっとほっこりすることを一つ。

僕の家の近くで有名な「風車おじさんの家」です。
家のまわりに沢山の自作の風車が飾られています。
多摩川縁の風を受けて、いつもクルクル、クルクル。

しかも、家だけに収まらず、となりの駐車場や土手の際にも
拡大していて、いたるところでクルクル、クルクル。
ちょとした風車王国みたいです。

時々おじさんが自転車に乗っているのを見かけますが
自転車の前かごにもしっかり付けて、めちゃくちゃクルクル回ってます。(笑)

誰になんと言われようと、いつも風車を作り続けて、いつも飾り続けて、
いつも誇らしげにクルクルまわしてる。

こういう人が本当のアーティストっていうのかもしれないなーって、
いつもここを通るたびに思っちゃいます。

 

「進行中の仕事のこと」 

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いやー、最近朝、近くの多摩川を走っているため、めっきり健康な気になっている荒木でございます。(まあ今までも健康で無いことはあんまりありませんでしたが。。。両親や妻には特に感謝しないとな~。)

ところで、現在、とある福祉施設の設計をやらせてもらっています。まだ基本設計という段階でして、いくつかパターンを検討しています。実はご縁があり、先輩の建築家の方と一緒に共同でやらせてもらっています。まだ守秘義務があるので内容は詳しく言えませんが、上からの小さな写真ではこんな感じです。。。いい感じ? 予定通り行けば今年にドタバタ進む予定で、楽しみ。

前職の手塚事務所時代にも経験したことのない機能ですし、共同設計っていう形も初めてなのですが、さまざまな新しい出会いに感謝して、楽しませてもらっていますー。ではでは、またご報告いたしますっ!

「明けましておめでとうございます」 

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明けましておめでとうございます。

ところで昨日、設計として関わらせてもらっている施設のクライアントが新年会を開いてくださり、家族で参加致しました。

そのクライアントはご夫婦共に自分の親世代ですが、そのパワーがすさまじい。

奥様は、「昨年初めてインドに行き、人生観が180度変わった。これからは焦らず、でも新しく生きる!」とお話しされ、

旦那さまは、「後30年生きる!世の中が悪い方向に行かないように自分が見届けないといけない!」とお話しされていました。

ワォッ!!!

このポジティブな大先輩がたに、まだまだ沢山の力を頂きまして、私も負けじと今年をスタートさせて頂きました。

充実な予感の2014年でございます。

皆様今年も何卒宜しくお願い申し上げます。

荒木成文

「自然と建物」 

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素晴らしい自然が大きく後ろにそびえていると建物は物凄ーくシンプルになると思う。それ以外は必要ないっていうか。これで十分というか。これは宮崎県日之影町の、ある農機具置き場の屋根。美しい棚田の中にぽつりと建っている。建築家なしの建築です。

正直この景色に出会ったとき、はっとして息を呑みました。

僕は、こういった関係を素直に作っていくのが「建築」だと思っています。そして、こういった一つの価値と思えるものを、今こそ恥ずかしがらずに(これ重要)、素直に他の人に伝えて行きたいと思っている今日この頃です。建築や、言葉で。

がむばります。

「白」 

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自分にとって今、大事な本があります。

凄く有名なグラフィックデザイナー、原研哉さんの本「白」です。

「白について語ることは色彩について語ることではない。それは自分たちの文化の中にあるはずの感覚の資源を探り当てていく試みである。

つまり、簡潔さや繊細さを生み出す美意識の原点を、白という概念の周辺に探ってみたのである。」

という書き出しで始まるこの本は、2008年に発売され英語訳も載っています。

建築を設計しているとき、色を見る、選ぶという作業が日常的にあります。色見本帳という便利な道具を利用して、ある意味とても感覚的にものごとを考えています。白は広がりが出るし、なんか純粋な感じになるねーとか、黒だと全体が締まるし、なんかいさぎ良いねーとか、グレーだと目立たないし、なんか合理的だねー、とか。。。でもでも日々そういう感覚的なことを考え続けていると、ふと手を止めたときに、もっと掘り下げたいな、もっと考えたいなって思う時があります。この本はそんな自分の欲望を満たしてくれる本です。その表紙のデザイン、質感も好きで、自分をとても素敵な論理的思考に導いてくれる気がします。

今、自分にとって大事な本です。

「出雲大社の庁の舎」 

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いいな、って思う建築のはなし。

島根県の「出雲大社の庁の舎(1963年/菊竹清訓)」。機能としては、出雲大社のいわゆるオフィスです。50年前に作られた建物で、業界では有名すぎる建築です。外観はとても目立ちます。出雲平野の田んぼ“稲掛け”からインスピレーション得たという外観。そういうちょっとロマンチックなところ、はたまた歴史的なことはさておき、この建物の内部空間が素敵すぎるのです!外観の印象と違って、やわらかい感じなのです。この光の入り方は、いわゆるルーバーなのですが、今ちまたでよく見る、繊細で軽いルーバーって感じではないです。壁と窓が一体に出来ていて、部材は太くてごつごつしていて重たい。でもひとたび光が入ると、光はとても立体的で、内部全体を包みこむ感じです。建物全体から、ぼわっと入ってきて、ただよっている感じ。この独特な印象が好きです。部分は太くてごつごつしているけど、全体の印象はやわらかい。。。ずっと居たくなる場所です。

 

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