建物において「すわりが良い」ことについて

川崎の建築家、荒木です。

Niji Architectsさんが建築における「すわりが良い」ことについて考察されている。

ととのえるコラム / Niji Architects / No.2よく『すわりが良い』という言葉を使います。ごく自然にそこにあると言うか、そこにあるべき本当の姿と言うか。カジュアルに言えば『いい感じ』なことを指します。市街地の計…

ととのえるさんの投稿 2017年2月21日

そこには御本人たちの「品格」が垣間見れる気がしました。

それに関連して。

私は、建築を設計する最初の段階では、まずボリューム感を意識します。

そこにどれくらいの規模の建物が建ち、周りとの関係はどうなるか。
そのために最初、必ず周辺の建物の模型を作ります。

その土地の魅力を最大限引き出すために、周辺の環境を注意深く読み取ります。

自分の建物だけ良ければ良い、ということではなく、長年かけてその建物がその町に馴染んでいくことを意識します。

スケール感、開口位置、雰囲気。
それが所謂、「すわりが良い」建物になるための、一つの要素だと思います。

それは、自分の建物と外との関係を「ととのえる」ことから始まります。