今お勧めの本があります。
私の知り合いの先輩建築家、鈴木信弘さんの「片づけの解剖図鑑」です。
最近のある売り上げチャートでは三番にもなっている本で、あの有名人ホリエモンさんの本と同等に売れているようです。
書店でも目立つところに平積みにされています。
この本は単なる収納ノウハウ本ではなく、建築家の目線から、片付けのための色んな仕掛けが解説されています。
かわいいイラストが多くて読みやすい。私も一目見て、「こりゃー売れるわー」って思っちゃいました。
そのくらい一般の人にも分かりやすい。
鈴木さんはご自身のブログでこうおっしゃっていました。
「(この本は)ジャンル的には哀しいかな、生活本に仕分けられているようです。
建築専門書の棚をチェックすると、そこの棚に並んでいることは、ほとんどありません。
本のタイトルから仕方ないけど、心情的には複雑~。。」と。
でも私は、建築的内容が「生活本」に入ることが、逆にすごい!うらやましい!って思います。
普通の人は建築専門書のところになんか行きません。
どちらかといえばまず生活本のところに行きますよね。
誤解を恐れずに言うと、
これからの建築家は、もっと普通の人の感覚に近いところで動くべきだし、
その特殊な技能をもっともっと分かりやすく開放していくことが理想だと信じています。
この本は、色々背景があるにせよ、結果としてその一つの良いかたちだと感じました。
自分の生活を良くしたい、良くなるように普通に考えたいって人に
そっと手を差し伸べるような、そんな優しい本です。