荒木です。
政府がこのタイミングで、マスク配布を数十億かけて行うことについて、政府はほぼ四面楚歌状態です。
なぜ、決して馬鹿ではない、官僚や政治家が、この判断をしなければならなかったか、そこを考える必要がある。
「馬鹿だ」とか「あきれた」という種類の一時の感情をぶつけるコメンテーターや自称著名人は即刻退場頂きたい。
それが一番おろかなことだ。
何も生み出さん。
そんなことはダレでも分かっている。
さて、この政策の原因はいくつもあるだろう。
まず、行政府の権限が強すぎること。
そのために官僚が極度の座席争いをせざるを得ないこと。
国民の民度(知的水準)が低いがゆえに、政治ウォッチが正しくできていないこと。
国民の民度(成熟度)をあげるための、経済的、時間的余裕がないこと。
市民が、平時は政治を他人任せにして、そもそも問題を自分事として考えることをしていないこと。
私を含めて、平時に、正しさよりも楽しさをもとめて、「反知性」を加速させていること。
そう、結局つきつめると、「私」の問題なのだ。
「私」に圧倒的に「知性」が足りないのだ。
日本人は何を失ってきたのか。どうして、こんなに中身がないことしか出来ず、「すっからかん」なのか。そのうえで、未来志向として、日本人は、私は、何を志し、何を満たしていくのか。何を満たして死んでいくのか。
幸い今、自粛がもとめられ、家にいることが多いではないか。
私は、あらためて「古典」に帰ろうと思う。
森、夏目、川端、三島。
明治から昭和について。
文明開化から戦後まで。
今こそ、「反知性」からの脱却を!!!